うまく資格試験を勉強するためのポイント

資格試験の勉強をうまく進めるためには次の3つのポイントをおさえる必要があります。

まず第一に資格試験の科目の全体像を把握することです。これにより勉強のペース、分量が決まります。例えば試験範囲の勉強をすべて終えるのに1000時間が必要だとしたら1日3時間の勉強で1年近い期間がかかると分かります。また試験の急所(自分がつまずくポイント、得点が狙えるポイント)が分かります。速読研究者・および高速学習法開発者の寺田正嗣氏は自身のサイトの記事で、

「もしあなたに十分な知識がないのであれば、気楽に学習(試験)に関する全体像をつかむ必要があります。試験の手引き書や、入門書などを丁寧に読んでもいいでしょうし、学習参考書を分かる程度にざっと通読するというのも1つの効果的な方法です。」

「資格試験は過去問中心に!」は本当か?──初めて挑戦する試験の正しい勉強法とは? | 速読・読書ストラテジー研究 - フォーカス・リーディング (focusreading.jp)

と述べています。

 

第二に過去問を中心に勉強するということです。教科書には試験合格には必要のない知識も多く含まれています。こうすることにより枝葉の知識、不要な知識を覚えなくて済みます。難関資格である一陸技の試験指導で定評のあるRFエンジニア育成所M所長はYoutube動画の中で次のように指摘しています。

 

「参考書に書いてある情報は、知識としては正しいのですが、過去問を解くために必要な知識以外の情報が多すぎます。…たくさん書かれている情報の中から、「最低限」どの情報だけを覚えればいいのか?なんてわかりません。」

【絶対やるな】一陸技に合格できない学習法TOP3 ( 勉強法 ) #一陸技 #第一級陸上無線技術士 #無線 eラーニング 過去問 - YouTube

ですから過去問で出題傾向を把握し、それに合わせた勉強をしておくことが重要になるわけです。

第三に過去問で反復練習を繰り返すことです。逆に一度で覚えようとしていやになり勉強が続かなくなります。例えばここで一度では覚えきれないのが当たり前という事実が分かっていればいやになる度合いも薄まります。忘れてもいい、反復を繰り返すことで確実に身につくということを実感すればやる気も続くでしょう。

以上の3つのポイントを押さえて資格試験の勉強を頑張りましょう。